野口整体の風邪の経過方法① 〜足湯と脚湯〜

野口整体の考え方では、風邪は「偏り疲労」の修正のためにひくとされています。


新型コロナウィルスが、通常の風邪と同じような経過を辿るか不明ですが、本来風邪症状の15%ぐらいが元からあるコロナウィルスによるものと言われています。


風邪には特効薬がない、というのは有名な話ですが、今回の新型コロナウィルスについても特効薬がない以上、かかった時にご自身のお体の力で経過させることが大切になると思います。


なので基本的な風邪の経過方法について、おさらいとして以下に簡略的に記します。


野口整体をまだまだ勉強中の眞鍋がまとめたものなので、

より詳しくお知りになりたい方は

野口晴哉先生の有名な著書「風邪の効用」(ちくま文庫)をぜひお読みください。

帯の言葉の「常識を疑え」は今こそ必要なことかもしれません。


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◆風邪のひき始め ~足湯と脚湯~

(「風邪の効用」p60~64+p170~171)


◆足湯
・風邪ひき始め、特に喉の違和感を感じ始めた時
・通常の入浴しても、くるぶしより先が赤くならない時
・足内側を圧迫して痛みを感じる時

①コップ一杯の水を飲む。
②通常の入浴温度より2.5〜3度高いお湯
(=足の色が赤くなるくらいの温度)を用意し、
 くるぶしが隠れるまでつけて、6分。
 ※冷めないように差し湯しながら行う。
③引き上げて足を乾いたタオルでよく拭き、
 赤色が薄い側のみを2分追加する。
④終わったら足をよく拭いてから寝ること。
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◆脚湯
・風邪ひき始め、特に下痢などの消化器系の不調を伴う時
・通常の入浴しても、膝下より先が赤くならない時
・膝下外側を圧迫して痛みを感じる時

①コップ一杯の水を飲む。
②通常の入浴温度より2度高いお湯
(=脚の色が赤くなるくらいの温度)を用意し、
 膝が隠れるまでつけて、6分。
 ※冷めないように差し湯or追い焚きしながら行う。
③引き上げて脚を乾いたタオルでよく拭き、
 赤色が薄い側のみを2分追加する。
④終わったら脚をよく拭いてから寝ること。
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◆共通の注意事項
※汗が出た時は乾いたタオルでよく拭いておくこと。
※就寝前に行うこと。
→秋の気温差が激しい時期のみ、朝行う方が良い、
 とされる先生方も多い。
 (寝る直前に行うと寝汗をかいて、首の後ろを冷やすと
 もっとややこしいことになるため)。
※足湯の前に、冷えの急処(足の中指と薬指の間の痛い処)を左右比べ
 鈍い方、痛い方を愉氣することを勧める先生方も多い。
※たまに良かれと思って長時間行う方がいますが、
 お湯が冷めれば逆に冷えますから注意(個人的感想)。
※スマホや本を見て目を酷使しながら行うのはよろしくない。
 ぽかーんとするのが良いと思います(個人的感想)。
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風邪のひき始めに上記の足湯or脚湯を行っても発熱した場合については、次の記事に続きます。

画像はイメージです。にこりさんによる写真ACからの画像です。 


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