やさしい野口整体 in 名古屋 第1回 レポート①

去る2018年5月26日、東海地方では初めてFacebookページ「やさしい野口整体」の宮崎先生をお招きして、活元運動と愉氣の初心者向け練習会を開催しました。

まずびっくりしたのが、圧倒的な申し込み速度でした。Facebookイベントページ立ち上げた途端、実質1日というあっという間に定員に達してしまい和室をもう一室追加してお借りして増席することになりました。

それだけ東海地方の皆様がFacebookの「やさしい野口整体」を読んでいて、宮崎先生のお越しを待ちわびていらしたということだと思います。

参加して下さった皆様が活元運動と愉氣を実践して下さることを願って止みません。

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ただ今回全く初めてで、活元運動あまり出なかったり、自信を持って氣を感じることができなかった方もいらっしゃるかもしれません。


でも、自分には向いていないんだわと思う必要は全くないです。


宮崎先生が仰ったように訓練です。やればやるほど慣れていきます。自転車に最初から乗りこなせる子もいれば、何度も転んでできるようになる子がいるのと同じです。


私が野口先生の教えが好きなのは、【愉氣は誰にでもできる】と仰っているところです。氣を送るというと、特別な誰かしかできないもののように思う人がいるかもしれませんが、誰でもできます。


私はどちらかというと頭でっかちで(体癖でいう上下型)、体感が鈍いタイプです。整体を学び始めた当初は愉氣が分かっているのか自信がありませんでしたが、何度もやっているうちにいつの間にか感じることができるようになってきました。


活元運動に至っては当初全くと言っていいほどできず、家で練習してもできず、何となくできているかも?程度で、正直苦手に思っていました。


その後半年ほど整体の学びの場を離れていたため、活元運動をしばらくやっていなかったのですが、今年3月の宮崎先生の大阪の会に参加して久しぶりに活元運動をした時、先生が首の辺りを愉氣して下さった途端、ぐわんと体が勝手に動きました。衝撃でした。(今までにこんな自発的な動きが出たことはなく、この衝撃が先生をどうしても名古屋にお招きしたいと思うきっかけになりました)。


以来、自分なりに活元運動を続けていますが、以前から持っていた頚椎の痛みがとれ、可動域が上がったと思います。


そんな私でもできるわけですから、あなたにもできます。どうぞこれからも続けてみてください。きっと、ああ!って体感する日が来ます。

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前置きが長くなり、そしてとても遅くなりましたが、練習会時の様子をまとめたい思います。


※貼ってあるリンクは全て宮崎先生のFacebookページ「やさしい野口整体」の該当ページです。全体公開されているので、Facebookに登録していなくても見ることができるはずです。

(追記:Facebookアプリ入っている端末では逆に該当ページに飛べないことがあります。その場合は、Facebookアプリ検索欄で、「やさしい野口整体」スペース「該当ワード」入力して検索してみてください)。


冒頭は野口晴哉先生の生い立ち、野口整体の歴史をご紹介いただきました。

野口先生の少年時代、整体協会の設立、なぜ治療を捨て活元運動を推奨されたのかというお話を分かりやすく教えていただきました。


野口整体法は以下の要素で構成されると言われています。

・活現運動

・整体操法論

・体癖論

・潜在意識教育論

・整体体操

・愉氣法

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今回はそのうち、前半は活元運動、後半は愉氣を主に練習しました。


活元運動は錐体外路系運動であるとされ、無意識の運動です。自分の体が自然と動いて、今自分の体にとって必要な動きをすることで、自ら体を整えるとされています。


・活元運動の紹介

活元運動では導入のために三つの動きを行います。

・活元運動の始め方と止め方

①邪気の吐出
・肋骨を下から辿っていき、合わさっている部分の骨が剣状突起
 →そこに人差し指を置くと薬指が来る位置が鳩尾(みぞおち)
    (鳩尾がちゃんと緩んでいる方は小さな窪みがあり、指で辿ると自然に止まる)
→鳩尾に両手の指先を置く
→おなかを折り曲げるようにして息を吐いていく(手の指先は助け)
→頭が畳につく時に息を吐き切るように速度調整
→吐ききったら手を緩め(位置は変えない)、上体を起こす
→2〜3回繰り返すとあくびが出る
→あくびが出たらOK
②捻転運動

・正座で骨盤を立てて座る

→左へ肩越しに振り替えるようにして腰を捻る ※腰椎3番に焦点がくるように

→捻り切ったらポッと力を速く抜く

→同様に右へ

→左右各7回、合計14回捻る

※腰椎3番で捻ることが難しく、胸椎10番で捻ってしまうことが多い。

その場合は捻転運動の前に

・食べ過ぎ(正座仰向け)体操

・側腹つまみ(脇腹ひっぱり)

を行うと腰椎3番に力が集まりやすくなる


↓腰椎3番の位置


↓側腹つまみ

※腰椎の位置の説明時に「体癖論」の概要のご説明もありました。

・腰椎1番:上下型→頭・思考

・腰椎2番:左右型→消化器・感情

・腰椎3番:捻れ型→泌尿器・闘争

・腰椎4番:開閉型→生殖器・本能

・腰椎5番:前後型→呼吸器・行動


③活元運動の誘導法

・親指を握りしめるように拳を作る

→肩の高さに上げた両腕を肘で曲げる

→息を吐きながら体を後ろへ反らせ、両肘を張り、肩甲骨を背骨に寄せる

→奥歯を噛みしめ、吐きながら力を集める

→息を吐ききったと同時にポッと力を速く抜く

→三回行う

※この体操は①②と違って普段は行わない方がよい

←あえて身体にとって不都合な状態を作ることで活元運動を誘導しているため


③を終えたら、手のひらを上向きにして、目を閉じてポカーンとすると、身体が自然と動き始めるのでそれに任せる(一定テンポの音楽をかけておくと動きが出やすい)。


・活元運動の止め方

活元運動が自然と終わるまで続けるのが理想だが、途中で止める時は

息を大きく吸い込む

→鼻からうーむと声を出して息をもらす(下腹に息をおろす)、

→息をこらえたまま、片目ずつ開ける

→息を吐く

※活元運動が出ている時は眼球が前後に動いているため、急に両眼を開けるとめまい、気分が悪くなることがあるため。


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皆で上記の準備運動を3つ練習した後、活元運動を行いました。

その後、ペアになって相互運動も行いました。

私は都合で途中止めたので、皆様の様子が見えましたが、初心者の方ばかりと思えないくらい、皆様動きが出ていたことに驚きました。また数少ない経験者の方は、滑らかな動きが出ていて、さすがだなあと思いました。


相互運動が終わった後に、皆様が口々に感想を嬉しそうにお話しされていた姿がとても印象的でした。


②へ続きます

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